今年度の本部講習会は、「異種A群」の講習会及び審査会を実施しています。
既に神奈川県川崎市・秦野市、香川県高松市と3回行いましたが、内容について再確認のため、ご説明致します。
昨年までは、通常は同種(小太刀 対 小太刀、棒 対 棒など)の講習会及び審査会でした。内容としては、基本動作では「気剣体の一致活動」、打突では「動体視力」等の目合わせをし、互いの水準を確認しました。この講習会は私が直接地方に出向き、年15、6回以上開催し、既に10年近く実施して参りましたので、概ねその意を達したとものと思っています。今年の講習会は、その上の「異種試合審判」を主として行います。異種試合とは言うまでもなく、違った種類の得物で戦いますので、それぞれの面白みや楽しみがあります。
もし同種の審判資格を取得したい、また段を取得したい場合は、異種審判試験場に参加して受験して下さい。別に同種の試験場を設置する予定はありません。先日のインタビューでも解説したとおり、異種審判審査は、ひとつひとつ解説しながら、同種試合も含めて60回以上実施いたします。その中で、同種の審判資格を取得したい人は審判として、段を取得したい人は選手として、同時に受験すればいいのです。その申込みは当日でも良いでしょう。但し、A群の講習会では、A群に含まれる得物のみの段・同種審判の受験が可能です。即ち小太刀・長剣フリー・二刀・長剣両手ですね。
また、異種審判の受験資格(同じ得物の段と一級打突審判員資格を1つ以上所有していること)がない者でも同時に取得することができます。この申込みも当日で良いですね。但し、その条件で異種審判に合格した場合は、異種審判の合格申請と共に、受験資格を満たす段や一級審判の合格申請も同時に行って下さい。
時間には限りがありますので、希望全てを実施できない場合もありますが、後で取得しようなどと先送りにせず、取得のチャンスがある時に是非受験して下さい。A群が一段落したら次はB群、C群と進んで行きます。最後はABCを総合して、異種総合審判で完成となります。
この場合は、試合を100回実施致しました。
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