この大会は、総務省の地域活性化センターから助成を受け、由比体育館で開催されました。地元では、古牧、糟谷、米倉等、実行委員会が準備をしてくれて、参加者は昨年よりも100人以上多く、会場は満員で熱気で溢れていました。
このスポーツは「スピード」と「タイミング」の祭典、の通り、素晴らしい試合が展開されていました。特に少年とは言え、幼年から既に十数年もスポチャンをやっている者も多くいて、見事な試合が多かったです。タイミングとは瞬間芸ですから、瞬間的に集中できた者が勝ち上がっていくと言う一本勝負です。特に見切り技の勝負で、相手に打たせて、ほんの数センチ体をかわしていました。見切って、見切って、見切りきって、相手の体勢が自ずと崩れるその瞬間を捉える。「これがスポチャンだ!」と思います。このスピードとタイミングはカメラではなかなか捉えるのは難しいでしょう。この動体反応は、人間が本来持った、獲物を捕らえる本能的なもので、例えばカワセミが俊敏に水の中に飛び込み、瞬間に魚を捕らえ水から空中に舞い上がる、そんな表現ですかね。
平素の稽古でも訓練でもそれらをイメージして練習すると上達が早いでしょう。
少年少女大会で活躍する彼らは、田邊杯、全日本選手権大会、世界選手権大会など、次のステージが用意されています。存分に活躍することを期待します。
基本動作チャンピオン武井綾音選手(千葉県) 打突競技チャンピオン矢倉士選手(大阪府)
基本優勝 四国(阿波の禅板野スポチャンクラブ)
打突優勝 関東(童心塾スポチャンクラブちば)
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