基本動作では、日本代表は充実していましたね。私は見ていて優勝するかなと思いましたが、審判全員が外国の審判員でしたので、外国の人が見てどう判断するか分かりませんでした。しかし答えがみな一緒だったので安心しました。
ヨーロッパチャンピオンのエストニアは強敵だと思っていました。クラッシックバレエの人々ですから基本ができています。そして体での表現方法を知っていますから表現力は豊かです。それを審判がどう評価するか気になりましたが、みんなフェアな良い答えを出していましたね。
勝った!!感激 エストニア Olga Bobrov
基本動作は、全体的にレベルが上がってきています。どの国も基本動作は好きですね。世界中の人は、立ち振る舞い・人間性・精神性、そのようなものがきちっとした人間が好きなのです。人間が持っている本質ではないでしょうか。人間は本来、素直に伸ばすと寡黙で真面目に素直に育つものです。それが成熟した国といえるでしょう。ヨーロッパはそう言う点で成熟しています。不平不満を言わず、人のせいにしません。
基本動作は内観する事から始まります。自分が何者か分からないから、それを実感して掴む方法があるとするならば、内観法しかありません。基本動作の中にそれはあります。自分との戦い、そして自分の心の中に自分を求めていく。それは何人の力も、他の力も必要としない。他を全く意識しない、古来、これは「無」と言っていますが、そう言う境地に表現されるものが基本動作です。基本動作はそのような "無の境地" になれる。それは心身のリフレッシュに繋がり、30秒(基本動作の演武時間)の中に内包されています。
また自分の存在を否定されるような判定が出た場合は、"無" を越え、"空" に至る。究極は "空" であれ、と先人が言っていた。
第34回世界大会 団体戦基本動作 エストニア 対 日本(大将)
今回の開会式ではセレモニーが少し長くなり、終了時は慌ただしいものになってしまいました。来年は更に人数も増え、団体戦は倍近くになりそうです。従いまして来年は、十分に時間が取れるように、終了時間に余裕を持って会場を押さえました。多少伸びても大丈夫でしょう。(第35回世界大会は、2009年11月8日に決定。)
また第35回全日本大会は2009年7月5日に決定しています。
今年、団体戦に出場できなかったアメリカ ・ ドイツ ・ オーストラリア ・ モンゴル ・ ルーマニア ・ その他の国々は皆、今年の白熱した対戦を見て悔しがり、来年の出場を誓って帰国しました。
もう31ヶ国は、来年の世界大会に向けてスタートしているようですね。
第34回世界大会 団体戦打突競技 優勝イタリア
と準優勝日本
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