スポーツチャンバラ 田邊哲人会長のインタビュー
インタビュー記事No.32
「第4回アジア・オセアニア大会について」

田邊哲人会長
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第4回アジア・オセアニア大会はいかがでしたでしょうか?


  昨晩、第4回アジア大会(ネパール・カトマンズ)から日本団10名と共に帰国しました。
ひと言で言って、大変に素晴らしい大会でした。どこでも大歓迎を受けました。
まず空港へ降り立つとTV取材が来ていてインタジューを受け、そして民族衣装を着た子ども達から花束贈呈がありました。
会場に到着すると、そこでも様々な民族衣装を着た子ども達が、会場入口の外から左右に拍手で迎えてくれました。
  ネパールは非常に親日ですね。何しろお釈迦様の生まれた所ですし、日本人の好きなエベレストがある国ですから親しみを持つのでしょう。日本のODAやJICAもネパールで活動しているようですね。カトマンズ武道館で練習をしている人たちも、今大会に参加していました。

エベレスト

サガルマータ(Sagarmatha)(エベレスト)



大会は如何でしたでしょう。


  8月8日の土曜日は、午前中は講習会、午後からはネパール大会が開催されました。地元の子ども達が約130名、総勢300名の参加がありました。

  9日の日曜日の第4回アジア大会は、ネパールをはじめ、日本、韓国、インド、パキスタン、インドネシア、タイなどから多くの選手が参加して来ました。インドからは3地域からの参加がありましたが、その中の約30名は、バスで2泊しながら到着したそうです。
とにかく、その熱意に圧倒されます。体育館が割れるような応援合戦。すごいエネルギーでした。本当にスポチャンが好きなのでしょう。

  開会式には日本大使館から公使が来賓、打ち上げパーティーには笹井一等書記官のご臨席があり、大変に盛り上がりました。あらためて感謝申し上げます。   またネパール協会会長デブー氏は、ネパールの日本語学校で日本語を教えていて、日本の文化にも造詣が深く、多くの面でスポチャンをサポートして下さいました。
試合は、最終的に韓国、タイ、日本の戦いとなり、日本は先鋒田村江見子、中堅が田村勇樹、大将細川健一で、打突部門、基本動作部門共に優勝しました。2位は韓国でした。李、朴両選手が活躍していました。日本の東大に留学していたタイのガチャコーン選手は、日本国内の大会にも何度も出場していますが、今回も強かったですね。
個人戦では、打突競技グランドチャンピオンは日本の田村勇樹(高1)でした。田村勇樹選手はこれでアジア大会3連覇です。  

入場式で待機している子ども達

入場式で待機している子ども達


最後の日に念願のエベレスト観光する事ができました。前々日には天候不良で飛行機が飛びませんでしたから。
雲海の上へ8000メートル以上の山々の山頂が朝日を浴びて美しく輝き、大変感動する景色でした。京都に「石庭」というものがあるが、それを8000メートル上空へ持っていったものでしょう。「石庭」は此処から来たと思わざるを得なかった。さすが仏教発祥の地、天竺。雲から山頂が出ている山は10〜20くらいでしょう。"選ばれたもの"が出ている感じでした。私も感激しました。こういった山々に囲まれているネパールでは、6000メートル以下の山には名前がない方が多いそうです。差詰め3776メートルの富士山は、この地の人たちには"丘"でしょうか。
"エベレスト"という呼び名は英語名で、"チョモランマ"はチベット語、ネパール語では"サガルマータ(Sagarmatha)"。地元の人は、サガルマータと呼ばないと嫌な顔します。  

来年2010年11月に、ネパールのカトマンズ武道館にて大会が開催される予定です。観光も兼ねて、皆さんもご参加下さい。





有り難うございました。
次回のインタビューもお楽しみに!!

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