|  
   
 
3月21日の神奈川県川崎市、4月8日の秦野市、各回とも50名くらいの参加者がありました。
 今年の本部講習会では、異種審判の講習及び審査会を実施しています。既にご案内の通り、異種にはA群(小太刀・長剣フリー・二刀・長剣両手)、B群(楯小太刀・楯長剣・杖・棒・長巻)、C群(短刀・楯短刀・短槍・長槍)、総合があります。午前中に異種基本動作審判講習及び審査、午後には異種打突審判の講習及び審査を行いますが、全てを一日講習するのは不可能なので、現在は主に異種A群の講習をします。
 
 異種A群 基本動作審判
 怪我をする危険はないため、以下の通りA,B,Cの全て得物を混ぜて最低でも合計30回実施します。
 
 基本動作は「気剣体の一致」なので、小太刀の基本動作を正しく見ることができれば、大凡、他の得物も見ることができるでしょう。異種 基本動作審判(最低でも30回実施します)
小太刀×小太刀を10回異種対戦を20回 
 異種A群 打突審判
 以下の通り、A群の4つの得物、総当たり戦を各10回、最低でも合計60回実施します。
 
 ※この他にも目を高めるために、同種(二刀×二刀など)や楯小太刀・楯長剣・楯短刀も参考に実施する場合がありますので回数が増えます。異種A群(各10回、最低でも60回実施します)
小太刀×長剣フリー小太刀×二刀小太刀×長剣両手長剣フリー×二刀長剣フリー×長剣両手二刀×長剣両手 
 <参考>
 
  ※B群・C群におきましても、同種の試合等、参考に実施する場合がありますので回数が増えます。
  異種B群(各10回、最低でも100回実施)
 
  楯小太刀×楯長剣
  
  楯小太刀×杖
  
  楯小太刀×棒
  
  楯小太刀×長巻
  
  楯長剣×杖
  
  楯長剣×棒
  
  楯長剣×長巻
  
  杖×棒
  
  杖×長巻
  
  棒×長巻
   
  異種C群(各10回、最低でも60回実施)
 短刀×楯短刀短刀×短槍短刀×長槍楯短刀×短槍楯短刀×長槍短槍×長槍 
 対戦の得物はランダムに行います。異種の打突審判を受ける者は、それぞれの得物の段、及び一級審判資格があるのが好ましい。また異種と同種の審判は違いますので、異種の審判資格では同種の審判はできません。厳しいようですが、正しい審判を育成しなければ、試合に出場する選手は不安です。
 審判審査は80点以上で原則合格ですが、90点以上は必要でしょう。そのくらいの気持ちで受験してもらいたい。異種の審判審査で戦うのはチャンピオン級の選手です。技術がある選手でないと異種審判の審査はできません。
 
 指導者並びに審判員は、本年の各地の本部講習会に参加し、異種の講習と審判資格を取得していただきたいと思います。
 
 以上。
 
 
 
第320回関東地区(神奈川県 3/21)技能資格講習会   |