スポーツチャンバラ 田邊哲人会長のインタビュー
会長インタビュー No.103
「第47回全日本大会 第2回レディース大会」
第47回全日本選手権が9月4日に、無事開催されました。

  ひと言で言って「凄くおもしろかった」ですね。皆、せいせい打って、せいせい打たれたのではないでしょうか。

個人基本動作グランドチャンピオンは10年ぶりに藤岡さんでした。

  藤谷君は気迫、迫力もあり、踏み込みも強くピタッと止まる。あの大きな身体を支える下半身が力強く安定感を感じます。

  準優勝の美穂君も随分仕上げて、とても良い基本動作でした。前回より「気剣体」が一致しスピードもあり、よく仕上がっていた感を受けました。小学生の時、7段を破って世界チャンピオンになっただけのことはあります。あの時の海外の審判は目が利いていたって事でしょうね。世界大会ではますます期待できます。2人の差は僅かです。旗が割れず、審判全員が旗を挙げてくれるような基本動作をしないと世界大会では勝てませんので、2人とも11月に向けて更に精進して貰いたいですね。

グラチャン戦の決勝戦まで勝ち上がったのは、レディース優勝者の森内選手でした。

  森内選手は手足も長く素早い動きでした。身体も軟らかく ”くノ一” のようですね。練習量が多いと思いますよ。勝つ選手はよく練習しています。

  岩田君は仕上げの一本の前の「前さばき」と「間合い」の詰め方が巧い。この2人は初めての対戦でしょうから、岩田君は、フェイントしながら小手を打って様子を見、相手があまり伸びてこない所を直ぐさま面で決めていました。相打ちなどゴチャゴチャせず、一発で決めています。やはり試合上手、経験がありますね。彼も大分仕上がっていました。

  オヤカタ代表の細川君も、毎週本部道場に来て練習していました。大会前から足を痛めていたようですが、さすが元世界チャンピオン、戻してきました。
  合戦も観ていて面白い。転んだり、挟み打ちされたり、最期に一対一になったり。観客も盛り上がり、対戦にはない楽しみがあります。 とにかく、どの試合も見応えがあり面白かったですね。

グラチャン戦ではビデオ判定を導入しました

  ビデオ判定の導入はやってみた意味はあると思いますが、難しい面もあります。まずビデオ確認のために、試合の流れを止めなければなりません。またスポチャンは「足の指が先に出た」というような相撲とは違い、打たれるタイミングだけでなく、打ち込みの強さも重要で、それを画面で確認することは難しい。それより一級審判3名とチェッカー3名、計6名の判定は早く、試合の流れや打突のスピード・強さ・タイミングなどを総合して判定できます。人間の五感六感とは優れているものです。ビデオ判定をやってみて、皆も結局、そういったことを感じたと思います。

  3ヶ月後の世界大会には、世界から強豪がやる気で来日して来ます。今回惜しかった選手は雪辱を果たせるように、また勝った選手は気を引き締めて、世界大会に臨んで頂きたいと思います。
以上。

打突GC岩田徹二選手 田邊会長 基本動作GC藤岡恭信選手
基本動作 準優勝 吉村美穂選手
>レディースチャンピオン 森内瑞季選手
第2回レディースチャンピオン 森内瑞季選手 田邊会長
合戦
合戦
開会式
開会式
開会式
左より、参議院議員 朝日健太郎先生 参議院議員 三原じゅん子先生 衆議院議員 菅義偉先生(代理) 田邊会長 神奈川県議会議員 松田良昭先生 田渕先生 田村先生


次回の「インタビュー」もお楽しみに!!
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