楯短刀の説明をしましょう。
従来、楯短刀は練習試合として行っていたのですが、競技種目としてはまだ認定していませんでした。それは楯小太刀の中に楯短刀という部分があったからです。所謂、包括されていたのですね。また短刀自体の愛好者がまだ少なく、試合が成立する人数になりませんでした。(20名) 現在は短刀の人口も増え、内容も充実してきましたので、楯短刀も分けて実施できることになりました。
楯短刀は非常に面白いです。楯で体をカバーしつつ隙を瞬間に突くといった、動物的な戦いです。直線的に瞬時に攻撃するのです。それは本能的とも言えますね。誰にでもできる種目です。また元来、カバンやハンドバッグで相手の攻撃を避けろというのが護身術です。楯を持つと言うことは、そのように護身術に繋がります。
今回、競技種目となった楯短刀を、多くの人に楽しんで頂きたいと思います。
以上。
昭和48年ごろは、楯長槍というスタイルも練習試合で行っていました。
写真は「スポチャンをやろう!」P78に掲載しています「楯長槍 対 二刀」
第42回世界選手権大会 短刀の部 女性も活躍しています
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