スポーツチャンバラ 田邊哲人会長のインタビュー
会長インタビュー No.74
「部外競技 本部講習会」

田邊哲人会長

「スポチャンは、ディフェンス、即ち「四方囲い」が重要なのですね。」


  今年も1月の西日本地区(香川県)講習会から始まり、東海四県(愛知県)、北陸地区(石川県)、香川県、関東地区(埼玉県)、関東地区(神奈川県)と講習会を開催して参りました。今年度の本部講習会は、部外競技、特に「長巻」「棒」「杖」「短刀」「長槍」「短槍」等を主に、実施しています。講習会に参加した人たちは、勉強になったと思います。
  今までの講習会を通して特に注意すべき点を2,3申し上げると、長槍については「投げ込み突き」しかできない人がいます。そのような人には、もう一度基本から忠実にやり直しています。基本というのは、このスポチャンという競技があくまで『護身道』から発展してきた通り、ディフェンスをしっかり理解することです。
従って「上を防げ」「左を防げ」「右を防げ」「下を防げ」という四方囲いがベースであることを理解する事であります。
  槍、短刀等は、「上を防げ、突け」「左を防げ、突け」「右を防げ、突け」「下を防げ、突け」と言う事になります。これは打突の ”突” の場合であり、”打” の場合も基本通り、四方囲いの後に打つのです。


「異種総合」審判とは?

  今年よりグランドチャンピオン戦(トーナメント戦)は、20年ぶりにそれぞれが出場した得物で戦うという本来のルールが適用されています。従いましては「棒 対 長剣両手」や「小太刀 対 長槍」といった異種の戦いとなります。
各種目内の同じ得物同士の試合では、その得物の1級審判員が審判を担当しますが、異種の試合では、異種の審判ができる「異種総合」という審判資格が必要になります。

  「異種総合」審判員は、1つの大会で10名程度が必要になりますが、スポチャンでは「指定審判」制で審判が指名されますので、「異種総合」審判員を取得したからと言って必ずしも大会で審判ができるわけではありません。その大会に相応しい審判員が指名されます。

  今年度の本部講習会では、この「異種総合」審判の講習及び審査も実施しています。

講習会には、それぞれ遠方から参加する指導者等もおり、大変熱心に受講、または審査に望んでおります。
1人でも多くの指導者が今年1年、しっかり「部外競技」・「異種総合」を勉強し、指導にあたって戴きたいと思います。

講習会の様子
講習会の様子

講習会の様子
講習会の様子 四方囲い

講習会の様子
講習会の様子 1級打突審判員 審査

講習会の様子
講習会の様子



次回の「インタビュー」もお楽しみに!!
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