スポーツチャンバラ 田邊哲人会長のインタビュー
会長インタビュー No.72
「平成27年度 本部講習会の解説」

田邊哲人会長
関連記事 No.70 会長インタビュー「本年の本部講習会」


平成27年度 本部講習会についてお聞きいたします。


  昨年度までの1級審判講習会では、「部内競技における基本動作及び打突競技」について実施して参りましたが、これらは概ね伝達できたと思います。

今年度は、部外競技における基本動作と打突競技を中心に講習致します。

  基本動作における部外競技 (長剣両手、二刀、棒、杖、短槍、長槍、短刀)では、指導方法及び指導ポイントを解説すると共に、得物違いの基本動作(二刀 対 長剣両手、棒 対 槍など)の審判方法を講習し、指導者・選手共に育成を目指します。

  また部外競技の打突競技(長剣両手、楯小太刀、楯長剣、棒、杖、短槍、長槍、短刀)の同じ得物同士の対戦(長剣両手 対 長剣両手、長槍 対 長槍など)の使術、異種対戦(二刀 対 槍、短刀 対 小太刀など)の使術と審判の解説まで講習致します。更には合戦(320cmルール)の審判も習熟して頂きたいと思います。 このように今年度の講習会は「部外競技」の指導者と選手の育成を目的に実施致します。

  今まで小太刀の基本動作ではなかなか勝ち残れない場合、他の得物を選んでみることもできるでしょう。それには指導者が正しく指導できなければなりません。

講習会は、具体的にはどのように実施されるのでしょうか?

  講習会の流れとしては、  

  • 9時〜9時30分に開始。
  • 10分〜20分間オリエンテーションをします。
  • 先ずは「互習の体形」(手を広げてぶつからない程度に広がり整列)をとり、全員基本動作を2,3回実施します。
  • 中央に集まりリラックスした体勢で座り(「説明の体形」)、私が実際に基本動作を演武しながら、指導方法、指導ポイントを具体的に講習いたします。
  • 再度全員基本動作を実施します。

  • 1級基本動作審判の審査を実施します。
    • 各自に解答用紙が配られ、選ばれた2名が実際に試合方式で実施。
    • 勝敗及び、選手2名の“段”も回答する。
    • 10回戦実施し、採点します。(80点/100点満点で合格)
  • 採点後、対戦の一つ一つを解説していきます。

  • 次に1級打突審判の審査を実施します。
    • 各自に解答用紙が配られ、選ばれた2名が実際に試合を実施。
    • コートの周りで全員旗を持ち、一斉に審判を実施。
    • 判定の都度、選手に確認し解説、採点します。(80点/100点満点で合格)

<参考>
短槍、長槍、短刀の基本動作のかけ声
「上を防げ 突け」、「左を防げ 突け」、「右を防げ 突け」、「下を防げ 突け」、「前を突け」

指導者の皆さんには、今年度の講習会にも奮ってご参加ご協力下さるようお願い申し上げます。

第40回世界選手権大会 各国からの審判団
第40回世界選手権大会 各国からの審判団

第40回世界選手権大会 全員一致で赤の勝利
第40回世界選手権大会 全員一致で赤の勝利

第270回関東地区(東京都)本部講習会の様子(1級基本動作審判審査)
第270回関東地区(東京都)本部講習会の様子(1級基本動作審判審査)

第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(説明の体形)
第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(説明の体形)

第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(田邊会長の直接指導)
第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(田邊会長の直接指導)

第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(1級打突審判審査)
第264回関東地区(群馬県)本部講習会の様子(1級打突審判審査)



次回の「インタビュー」もお楽しみに!!
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